1. TOP
  2. 治療
  3. 急性胃拡張

急性胃拡張

 2016/06/18 治療 病名 症状
この記事は約 2 分で読めます。
急性胃拡張

【どんな病気?】

癌など物理的に閉塞(へいそく)する病気がないにもかかわらず、胃壁の緊張が低下し、胃に内容物が停滞して、急性的に胃の容積が拡大する病気です。手術後に見られる場合や、急性膵炎、胆嚢炎(たんのうえん)などの炎症に伴って認められる他、ストレスや、外傷、骨折、薬剤、糖尿病に伴った認められることもあります。

【体の症状は?】

上腹部の膨満感、腹痛、悪心、嘔吐が認められます。

【検査】

腹部レントゲン検査

胃の位置に一致して大量のガスが認められます。

【治療・処置】

急性の胃拡張を認めた場合は、まずは癌など器質的な原因がないかどうかを調べることが重要です。絶食にして、胃管による持続吸引にて胃内容物を排出させます。胃液の貯留により電解質が変化しますので適宜、電解質の輸液も行います。

\ SNSでシェアしよう! /

専門医が教える体の情報サイトdscopeの注目記事を受け取ろう

急性胃拡張

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

専門医が教える体の情報サイトdscopeの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

ナオル

ナオル

こんにちは。日本を健康にすべく健康惑星からやってきたナオルです。

僕、こう見えて医者なんです。人間の体って面白い。特に、地球上生物の栄養摂取と排泄の仕組みは興味深い(僕たちは食べませんから)。そんなわけで、専門分野は消化器、肛門疾患です。今日も日本中から集めた論文や臨床に基づいた確かな情報をお届けします。

この人が書いた記事  記事一覧

  • 新型コロナウイルス感染症

  • 突発性食道破裂(とっぱつせいしょくどうはれつ)

  • 肛門がん

  • 側頭動脈炎(そくとうどうみゃくえん)