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くも膜下出血(くもまくかしゅっけ)

 2017/05/03 治療 病名 症状
この記事は約 2 分で読めます。
くも膜下出血

【どんな病気?】

くも膜下出血とは、脳を覆っている膜である、くも膜の下にある血管が破裂してしまうものです。くも膜の下(くも膜下腔)に走っている動脈のこぶ(動脈瘤)が破裂することが原因として挙げられます。40~60歳代に多く認めます。また、若年者でも、動脈の奇形(動静脈奇形)で認めます。動脈瘤の破裂の場合は、症状が急激で、死亡や、重度後遺症を残す場合が多いです。

【体の症状は?】

バットで殴られたような突然の激しい頭痛、悪心、嘔吐、意識障害、けいれんを認めます。

【検査】

頭部CT検査:

ひとで型に出血(白い部分)を認めます。

くも膜下出血

【治療・処置】

手術で動脈瘤のクリッピングや、血管内治療でコイル塞栓術などを行い出血のコントロールと再出血の予防を行います。痙攣に対して抗けいれん薬、痛みに対して鎮痛薬、血圧のコントロールで降圧薬などを投与します。

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ナオル

ナオル

こんにちは。日本を健康にすべく健康惑星からやってきたナオルです。

僕、こう見えて医者なんです。人間の体って面白い。特に、地球上生物の栄養摂取と排泄の仕組みは興味深い(僕たちは食べませんから)。そんなわけで、専門分野は消化器、肛門疾患です。今日も日本中から集めた論文や臨床に基づいた確かな情報をお届けします。

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