頭脳明晰、美肌効果も!実はこんなにある、便秘に効果大の食べ物

頭脳明晰、美肌効果も! 実はこんなにある、便秘に効果大の食べ物
慢性便秘は、大腸の動きが悪くなって起こる場合が、最も多くなっています。
改善のためには、排便の習慣をつくり、大腸の運動を改善させること、そして食事の見直しなどがポイントに。食事の内容は、便の状態に直結するので、便秘の改善には重要な項目です。ここでは、食事の中でも特に、腸の状態によく作用する食品成分に注目してまとめました。
Contents
◆食事は便秘改善のカギ!
食事という点でみると、便秘改善には、水分、食物繊維、脂質、糖分、などが重要な食事の要素になります。
腸の内容物は全身の循環し、肌や脳の状態までも作用しますから、腸の状態を健やかに保つことで、美肌や脳の活性化にも直結していきます。これらの食品をバランスよく摂取し便通を整えていきましょう。
以下、便秘に効果のある食品を上げていきますね。ご自身の体に合った食品が見つかりますように!
◆乳糖(ラクトース)
【該当食品】牛乳、母乳、花粉
グルコースとガラクトースからなる二糖類である「ラクトース」は、母乳や牛乳など哺乳類の乳や植物の花粉などに含まれています。善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を腸内で増殖させるとともに悪玉菌を減らす作用があるといわれています。
◆アップルペクチン
【該当食品】リンゴ
水溶性の食物繊維である「アップルペクチン」は、その名のとおりリンゴに含まれ、ケイ素とミネラルの多い食物繊維の一種です。腸内の善玉菌が住みやすい環境に整えることで知られ、腸のぜん動運動を盛んにすることから、便通がよくなる効果が期待できます。
◆アロイン・アロエエモジン
【該当食品】アロエ
アロエを食べ食べたときの苦味はアロインと呼ばれる成分ですが、このアロインが体内で変化したものがアロエエモジンです。「アロイン」と「アロエエモジン」には、大腸内の水分を増やし、腸の働きを活発にする作用があるそうです。
◆グルコン酸
【該当食品】ハチミツ、ロイヤルゼリー、ワイン、醸造酢
「グルコン酸」とは、クエン酸や乳酸といった有機酸の一種であり、腸内のビフィズス菌を増やし、便秘、下痢ともに改善する整腸作用があります。グルコン酸は、ハチミツ、ローヤルゼリー、ワインや醸造酢などに多く含まれています。
◆納豆菌
【該当食品】納豆
納豆は、大豆を「納豆菌」で醗酵させたもの。納豆菌は、胃酸で壊れることなく腸にたどりつくとともに、善玉菌の増殖を助け整腸作用をうながしています。また悪玉菌がつくる有害物質を吸着して排泄をうながすことでも知られています。
◆ビール酵母
【該当食品】ビール酵母(栄養補助食品)
ビールを発酵させる際に利用される「ビール酵母」は、麦汁の栄養分がたっぷり含まれ、疲労回復や免疫力の向上に役立っています。また食物繊維が豊富で、便通の手助けもしてくれる、優秀な成分なのです。
◆ビフィズス菌
【該当食品】栄養補助食品、トクホマークの付いた食品の中に含まれているなど
善玉菌の代表ともいえる「ビフィズス菌」は、人間の腸内に住み着くことができる数少ない乳酸菌。腸内の腐敗菌をはじめとする悪玉菌の増殖を抑え、腸の働きを良くして消化・吸収を助けます。特に整腸作用の効果が期待できることで、よく知られています。
◆フラクトオリゴ糖
【該当食品】ゴボウ、玉ねぎ、ヤーコン
「フラクトオリゴ糖」は、自然界においてはタマネギやゴボウなどの野菜に含まれ、健康食品として用いる場合は、その多くがショ糖を原料に酵素で合成されています。生きたまま大腸に届くオリゴ糖は、整腸作用のある食品として特保の有効成分に認定されています。
◆フコイダン
【該当食品】海藻
昆布やわかめなど、海草に含まるヌルヌル。これが粘質多糖類、つまり水溶性食物繊維の一種「フコイダン」です。食物繊維は腸の働きをよくするとともに、消化しにくくほとんどが体外に排出されるため、便秘解消に効果的といわれています。
◆自分に合った成分を探そう!
いかがでしたでしょうか? たくさんの成分がありますね。いろいろな食品をバランスよく取ることが腸にもいいことだというのがおわかりいただけると思います。
水分不足していたり、食物繊維が不足していたり、脂質が不足していたり、と、食品ひとつとっても、便秘の原因は人によってそれぞれです。そのため、便秘解消につながる食品もまた、ひとそれぞれです。ですので一つの食品だけ大量に取る、といった方法ではなく、いろんな食材や成分を試してみてください。バランスの良さが何より大事です。
また、一気に大量に取るとアレルギーが出たり、不溶性食物繊維は取りすぎると逆に便秘になることがあります。美味しいと感じない、飽きた、というのは体のサインですから、無理をしないで、ご自分に合ったものを探してみてください。