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群発性頭痛(ぐんぱつせいずつう)

 2017/05/25 治療 病名 症状
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群発性頭痛(ぐんぱつせいずつう)

【どんな病気?】

群発頭痛は、一定期間の間に強い目の奥の痛み・頭痛がみられる疾患です。緊張型頭痛や片頭痛と比べて患者数が少ないため、聞き慣れないかもしれません。この名称は、群発地震のようにある期間に集中して頭痛が起こるところからつけられました。群発頭痛の起こる詳しい原因については、まだ明らかにされていませんが、片頭痛と同じように、頭部の血管の拡張が関わっていると考えられています。

【体の症状は?】

群発頭痛の場合は、目の後ろを通っている血管が拡張して炎症を引き起こすため、目の奥が痛みます。

痛みは一定期間、たいていは2週間~2ヵ月くらい続きます。その後、半年から2~3年と、しばらく時間がたった後、再び同じような頭痛がきます。頭痛の起こっている期間のことを「群発期」と呼んでいます。群発期以外の期間は頭痛はすっかり治まってしまいます。

たとえば、春先や秋口など季節の変わり目にはじまり、いちど痛みが現れると、毎日のように頭痛を起こすようになります。

【検査】

画像検査などで他の病気を否定することが重要です。

【治療・処置】

薬物療法と酸素吸入法による治療が中心になります。血管収縮作用をもつトリプタン系薬剤で効果が認められています。酸素吸入法は、医療用の純度100%の酸素を吸入する治療法で、痛みは軽くなってきます。発作が起こったら、できるだけ早く行うと、より効果的です

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ナオル

ナオル

こんにちは。日本を健康にすべく健康惑星からやってきたナオルです。

僕、こう見えて医者なんです。人間の体って面白い。特に、地球上生物の栄養摂取と排泄の仕組みは興味深い(僕たちは食べませんから)。そんなわけで、専門分野は消化器、肛門疾患です。今日も日本中から集めた論文や臨床に基づいた確かな情報をお届けします。

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