内視鏡検査って、何をするの?

内視鏡検査って、何をするの?
内視鏡とは内臓を見るカメラのこと。超小型カメラを体内、内臓に入れて観察する検査を内視鏡検査といいます。ここでは内視鏡検査、また内臓を検査するための検査について詳しくご説明します。
Contents
◆胃カメラとは?
「胃カメラ」の正式名称は「上部消化管内視鏡検査」。
超小型カメラ(内視鏡)のついた管を口(または鼻)から挿入し、食道→胃→十二指腸の中に入れて、中の様子をテレビ画面に映し出して観察するものです。
技術の進歩により、内視鏡はとても細くなってきました。細いものは外径約5mmです。しかし、人間は異物がノドに触ると、反射によりそれを吐き出そうとします。反射はいくら抑えようと思っても自分ではどうしようもなく、リラックスリラックスと自分に言い聞かせても、かえって堅くなってしまい辛くなるものです。
そのため胃カメラを「辛い・苦しい・怖い」と考えている方は非常に多いのですが、このような先入観による恐怖心がより一層胃カメラへの道を閉ざしてしまいます。
胃カメラを楽に受けるポイントは「適切な前投薬」
さてそれでは胃カメラを楽に受けるにはどうしたらいいのでしょうか?
実はこれ、受けられる患者さんの問題ではありません。ポイントは、「1.適切な前投薬」と「2.熟達した挿入技術」なのです。
内視鏡を専門とする医師であれば、「2.熟達した挿入技術」は当然と考えます。問題となるのは「1.適切な前投薬」です。前投薬とは検査の前に使用する薬のことを言います。
患者さんからできるアプローチとして胃カメラが本当に苦手な場合、前投薬に関する質問と相談を担当医にしてみることができます。
「大病院で、専門医の胃内視鏡検査を受けたが、検査はかなり苦しかった。」という話を患者さんから聞くことがあります。医療側の反論としては、「件数に追われて、忙しく患者さんの楽さ加減なんて追求できる状況じゃない・・・』「回復室がないので薬を使って楽に検査をしてあげたくてもできない・・・」なんて言葉もちらほら聞きます。
ですが、苦痛のない胃内視鏡検査には、前投薬が一番大切です。しかしこの違いを知らない方が多いのです。そこで、前投薬について解説します。
胃カメラの前投薬には、4つの使用レベルがあります
レベル |
投薬内容
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解説 |
レベル1 | 前投薬は咽頭麻酔のみ(キシロカインビスカス)
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咽頭(ノド)の麻酔は、ゼリー状の麻酔薬(キシロカインビスカス)をスプーンなどで、ノドに流し込み、これを飲み込まずに5~15分間、ノドに留めておく方法が一般的です。この麻酔自身、時間が長く、患者様から嫌われることも多いのです。うまく出来ないと、肝心のノドの奥はしびれずに、口の中がしびれてしまいます。また、このゼリー状の麻酔薬は使用せずに、スプレー式の麻酔薬(キシロカインポンプスプレー)のみを使用する施設もあります。口を開けていただき、シュシュッと3~5回ノドに薬を吹きかけるだけです。30秒~1分で終わります。
このノドの麻酔だけでも胃内視鏡は可能ですが、喉の敏感な人でなくてもやはり苦しいもので、妊婦さんとか、検査終了後にすぐ帰りたい人などに限られるべきだと思います。多くの入院施設のないクリニックや開業医の先生はこの方法であると思われます。→この検査方法だとやっぱり苦しいです!
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レベル2 | 咽頭麻酔の他に 軽度の鎮静剤を使用
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具体的には(1)セルシン(ホリゾン)3~5mgの静脈注射 (2)オピスタン35mgの静脈注射 (3)ロヒプノール(サイレース)0.2~0.4mgの静脈注射などを使用します。この程度では少し頭がフワフワしますが、意識は、ほぼ正常に保たれ、検査中のことはほとんど覚えています。一般的に大病院などで行われている前投薬はこのレベルが多いのです。
ただし、このレベルでは、ノドの敏感な患者さんは検査を苦痛と感じ、ゲーゲーすることがあります。検査後は頭のぼっーとする状態が取れるまで回復室のベットで休んでいかれることが望ましいのですが、多くの施設が回復室は完備していない為、患者様に楽に検査をやってあげたいのに、どうしてもこの方法ができないという問題点があります。
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レベル3
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咽頭麻酔の他に やや多めの鎮静剤を使用 | 具体的には(1)セルシン(ホリゾン)5~10mgの静脈注射 (2)ロヒプノール(サイレース)0.6~1.0mgの静脈注射などを使用します。
ただし、これらの鎮静剤の効き具合は、個人によりかなり差がありますので、患者様と会話しながら、少しずつ注射をしていきます。このレベルでは患者様は、医者と会話が出来、「口を開けて下さい。」とか「飲み込んでください。」などの指示にしたがってくれますが、検査中の記憶はほとんどありません。ですから、「検査が終わりましたよ」と言うと、「エッ、もう終わったのですか?」とか、なかには「これから検査ですか?」と言われる患者様も多くいらっしゃいます。以前に胃内視鏡検査を受け、苦しい経験をされた方や、ノドの反射の強い方は、このレベルの前投薬をお勧めします。
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レベル4 | 咽頭麻酔の他に かなり多めの鎮静剤を使用
鎮静剤: ・ベンゾジアゼピン系抗不安薬: diazepamもしくはflunitrazepam ・麻薬性製剤:塩酸ペチジン
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完全に深い睡眠に入り、医師と患者さんは一切会話はできません。このレベルでは、呼吸抑制が起きる可能性が高くなります。また目が覚めるまでに長時間かかりますので、一般的な胃内視鏡検査では、このレベルまでの前投薬は必要ないと思われます。
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前投薬に対する考え方は病院によって様々
では施設によってなぜこの前投薬のレベルが違うのでしょう?それは、先生の前投薬に対する考え方や医療機関の環境などの違いによります。前投薬賛成、反対の先生の意見をいくつかあげました。これらを知った上で担当のお医者様に相談してみるといいかもしれません。
賛 成 |
反 対 |
前投薬使用賛成派の先生の意見
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前投薬使用反対派の先生の意見
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患者の視点・・・調査結果:約8割の方が前投薬使用の検査を望んでいる
対象:インターネット媒体『胃腸.JP』訪問者
期間:2004年1月~3月実施
人数:742人
(人) | |
楽なら受けたい | 137 |
副作用ないなら受けたい | 236 |
麻酔なしがいい | 45 |
わからない | 68 |
胃腸.JP上において、「前投薬を使用しての胃カメラ検査をどう思うか」アンケート調査を行いました。 そこで約80%の方が安定剤使用の楽な胃カメラ検査を希望している、結果となりました。 このレベルが一番楽に検査が受けられるのは間違いない事実です。胃がんは早期に発見すればほぼ完治できます。40歳を超えたらなるべく1年に1度は胃の検査をすることをお勧めします。
胃カメラの種類を比較
胃カメラを楽に受けるには適切な前投薬を使用することが一番大切ですが、最近はカメラ直径がより小さく、比較的嘔吐感の少ない「鼻から入れる胃カメラ(経鼻内視鏡)」を行う病院が多くなってきました。従来からある「口から入れる胃カメラ(経口内視鏡)」と「鼻から入れる胃カメラ(経鼻内視鏡)」、2つのカメラの特徴を比較しました。
口から | 鼻から | |
直径 | 直径8mm~ | 直径5mm~ |
画像 | 検査画像がよいので疾患を確認しやすい。胃がんなどを確認・発見しやすい | 経口に比べ画像がやや不鮮明(カメラ直径が小さいため) |
肉体面の影響 | 検査時、嘔吐感(オエッとなる)がある
検査中は話せない |
嘔吐感が少ない
検査中も医師と話せる |
麻酔 | 麻酔の種類が個人の体調と要求度によって選べる(上記参照) | スプレーやゼリーを使った局部麻酔 |
胃検査の流れ
では実際の検査について、流れを追ってみていきたいと思います。まず実際の胃カメラ検査を受ける前には、検査予約などの事前準備が必要です。その後、別日で検査を実施します。(朝食を食べていない場合は初めて病院を受診した当日に実施できる場合もあります。)
事前準備
STEP1:
病院受付後、診察室で医師の診断を受けます。
STEP2:
診断後に検査の予約をします。
STEP3:
「予約・説明ブース」にて検査日の決定や検査で必要な注意事項等の説明を受けます。
STEP4:
検査日の前日の夕食は病院の指示された時間(夜9時までなど)に軽めに取ります。胃を空にするために、以降の食事はできません。
検査当日
STEP1:
診察券、予約検査表をもって、指定時刻に来院します。
注意事項として、検査前は水以外の食事ができません。女性はお化粧、ホックなどの金属がある肌着の着用、ヒールの高い靴での来院不可などの指定があります。また、薬の副作用のため検査後はしばらく自動車の運転ができません。自動車での来院は避けてください。それぞれ、検査を受ける病院の指示に従ってください。
STEP2:
前投薬(麻酔)を受けます。
STEP3:
指定の病室にて胃カメラ検査を実施します。必要に応じて生検(下記参照)を行ないます。
胃カメラが入って検査する部位は以下のルートです。
1:食道-胃接合部 2:幽門と前庭部正面 3:十二指腸球部前壁~上壁 4:十二指腸球部後壁~下壁 5:十二指腸下行脚 6:胃角部小弯 7:噴門部正面 8:胃体上部小弯 9:胃体中~下部大弯 10:胃体上部~中部大弯 11:食道中部
STEP4:
終了後はしばらく休んだのち、会計になります。(費用は下記を目安にどうぞ)当日にお帰りいただけます。
検査は以上です。
胃の検査:胃の内視鏡下生検
胃の粘膜における組織の変化を診る為に、潰瘍やポリープ、粘膜のあれた部分より患者から生体の一部を採取してその組織を顕微鏡や化学的検査などで調べて、病気の診断や経過予後の判定の助けにする検査です。例えば、腫瘍が悪性か良性かなどを判断します。
一般的に下記の表のように分類されます。内視鏡検査の際に採取された組織は検査機関の病理学の専門医によって確実に診断され提出後約5日~10日ほどで最終結果が届けられます。
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胃検査費用の目安
胃カメラ・生検にかかる費用の目安を掲載します。詳細については各病院までお問い合わせください。
取材協力:寺田病院 胃・大腸肛門病センター2015年
【ケース1】
健康診断でペプシノーゲン検査陽性,バリウム検査異常,腹部症状(胃痛,腹部膨満,吐血,嘔気)にて上部内視鏡検査(胃カメラ)をうけた。悪性を否定するため(または疑わしいため)生検(組織検査)を施行された。
→1割負担-約3,500円
→2割負担-約6,500円
→3割負担-約10,000円
【ケース2】
健康診断でペプシノーゲン検査陽性,バリウム検査異常,腹部症状(胃痛,腹部膨満,吐血,嘔気)にて上部内視鏡検査(胃カメラ)をうけた。悪性を否定するため(または疑わしいため)生検(組織検査)を施行された。さらに、ピロリ菌検査(胃カメラ下)にて、ピロリ菌が多数存在していることが確認され除菌療法を7日間処方された。
→1割負担-約4,000円
→2割負担-約8,000円
→3割負担-約12,000円
【ケース3】
健健康診断でペプシノーゲン検査陽性,バリウム検査異常,腹部症状(胃痛,腹部膨満,吐血,嘔気)にて上部内視鏡検査(胃カメラ)をうけた。ピロリ菌検査なし。治療が必要なため胃・十二指腸潰瘍治療薬を14日分処方された。
→1割負担-約2,500円
→2割負担-約4,500円
→3割負担-約7,000円
【ケース4】
健健康診断でペプシノーゲン検査陽性,バリウム検査異常,腹部症状(胃痛,腹部膨満,吐血,嘔気)にて上部内視鏡検査(胃カメラ)をうけた。ピロリ菌検査なし。特に異常なく帰宅した。
→1割負担-約2,000円
→2割負担-約4,000円
→3割負担-約6,000円
【ケース5】
健健康診断でペプシノーゲン検査陽性,バリウム検査異常,腹部症状(胃痛,腹部膨満,吐血,嘔気)にて上部内視鏡検査(胃カメラ)をうけた。ピロリ菌検査(胃カメラ下)にて、ピロリ菌が多数存在していることが確認され、除菌療法を7日間処方された。
→1割負担-約3,000円
→2割負担-約5,500円
→3割負担-約8,000円
◆◆大腸カメラ(大腸内視鏡)とは
大腸カメラは正式には大腸内視鏡検査といいます。胃カメラと同じ原理と仕組みですが、大腸専用の電子スコープ(ファイバー:カメラ)で肛門→直腸から挿入し、腸の内部を観察する検査です。
フルカラーでテレビモニター上に映像を映し出して異常がないかを観察します。ポリープや癌などの疑わしいところがあれば、その場で組織の一部を採取(生検)したり、直接ポリープを切除(ポリペクトミー)して細胞レベルで調べる病理検査をします。
大腸はイラスト図ではよくこういう形として認識されているのではないでしょうか。しかし、実際に人体の中にある内臓としての大腸は、かなり曲がりくねっています。
これだけ曲がりくねっているために、カメラはスムーズに挿入されていくわけではありません。実際には、動いている腸壁にぶつかりながらカメラが進んでいきます。
A点からD点までカメラを挿入する場合に、B点とC点に無理な力が加わります。そしておなかの痛みが生じてしまいます。大腸カメラを操作するのが上手な先生は痛くない技術を持っています。痛みをなるべく感じない、カメラの挿入方法は、直線イメージのコーナリングです。どの様に挿入するかというと、簡単に言えば下図のように直線的に挿入するイメージです。
スキーのスラロームやF1のコーナリングを思い浮かべていただくと、なるべく直線的に無駄な走りがないようにしているのがわかると思います。大腸カメラの挿入法も同じです。空気を入れすぎて腸をパンパンにしてしまうとコーナリングが強くなってしまいます。そこで空気をいれず(入れても極少量とし)カーブを緩やかにして腸のひだを分け入るように挿入する方法を『無送気(少量送気)軸保持短縮挿入法』といいます。この方法を習得している先生は、検査時間も短時間で患者様の負担もほとんどなく、ほぼ確実に盲腸部までカメラを挿入できることができます。(平均5、6分)しかしこの挿入方法を習得するには数多くの検査経験が必要とされます。
大腸検査の流れ
「痛みを伴いそうで、怖い・・・」「何をするかわからなくて怖い」そんな不安から、検査を思いとどまっている方のために、ここでは、実際に行われている内視鏡検査の手順をご説明します。(取材協力:寺田病院胃・大腸肛門病センター)
事前準備
STEP1:
病院受付後、診察室で医師の診断を受けます。
STEP2:
診断後に検査の予約をします。
STEP3:
「予約・説明ブース」にて検査日の決定や検査で必要な注意事項等の説明を受けます。
検査当日
STEP1:
病院受付に向かいます。
STEP2:
前処置室で、腸管前処置剤(下剤)を服用します。自宅で済ませることも可能です。寺田病院では男女別のフロア構成です。
STEP3:
前処置室では便の色が透明になるまでトイレに通います。
STEP4:
腸管内の洗浄が整い検査が可能な状態かどうか病院関係者にチェックされます。
STEP5:
腸管洗浄が終了し、便の色が透明近くになったらロッカールームにて検査着に着替えます。
STEP6:
順番になったら内視鏡ブースに入り、ベッド(ストレッチャー)の上に横になります。看護師が点滴をとり血管内に薬(腸管の動きを弱め、検査中リラックスして楽に検査ができる)を注入します。
STEP7:
大腸カメラ検査を行います。
STEP8:
検査終了後は回復室にて休みます。寺田病院では回復室(リカバリールーム)は12床完備しています。 ポリープを切除した場合はポリープの数、大きさにより入院日数が決まります。(ポリープ切除は患者の希望の場合になります)ナースコールも完備です。
STEP9:
休憩後、ロッカールームで洋服に着替えた後、診察室にて医師からの検査結果の説明があります。(検査結果はモニターにてわかりやすく説明し報告書をお渡しいたします。)
検査は以上です!
※寺田病院では内視鏡を日本内視鏡技師会(JGETS)ガイドラインに沿って厳重な洗浄、消毒を行っています。使用する内視鏡は1本1本厳重なシステムによって管理され、感染予防に努めておりますので患者様は安心して検査・治療を受けていただくことが出来ます。
大腸の検査:大腸の内視鏡下生検
大腸の粘膜における組織の変化を診る為に、ポリープ等のあれた部分より患者から生体の一部を採取してその組織を顕微鏡や化学的検査などで調べて、病気の診断や経過予後の判定の助けにする検査です。
多くの施設では、消化管造影(バリウム検査)で病変の存在を確認しますが、下記のように、結局ポリープが疑われる際には確定診断には大腸内視鏡を行い、切除し組織検査をする為、はじめから大腸内視鏡を施行するのが、常識になりつつあります。
大腸の検査:大腸の内視鏡下ポリープ切除術
具体的に内視鏡的ポリープ切除術をイラストでご説明しましょう。
内視鏡で取れた場合にも、その断端(切り口)にポリープの細胞がある場合には取りきれていないと考えられるので、追加切除として手術が必要な場合もあります。つまり、
<実物写真 大腸ポリープ>
※注意:ここから先は内視鏡による大腸ポリープの本物の写真です。内臓内部を撮影しているもののため、刺激的な画像が苦手な方はご遠慮ください。また食事中の方はお気を付けください。
切除された大腸ポリープは顕微鏡にてそのポリープの中に悪性の細胞がいないかどうかを病理検査に提出します。もっとも悪性の変化がなくとも、正常な大腸の粘膜からどのくらいの異型性(変化)があったかもわかります。
Group分類 | 定義 | 主な対応病変 |
GroupⅠ | 正常組織および異型を 示さない良性病変 |
正常、大腸ポリープ(非腺腫性ポリープ)、炎症、びらん・潰瘍 |
GroupⅡ | 異型を示すが良性と 判定される病変 |
再生異型 |
GroupⅢ | 良性と悪性の境界領域の 病変 | 大腸ポリープ(非腺腫性ポリープ) |
GroupⅣ | 癌が強く疑われる病変 | 材料などの要因による限界で癌と断定できないもの、(高度異型の腺腫) |
GroupⅤ | 癌 | 大腸癌と断定 |
大腸の内視鏡下ポリープ切除術の中では、ポリープや腸の状態によって、まれに合併症が起こります。合併症には、1出血、2穿孔(腸に穴が開くこと)があります。合併症の多くは1の出血で、内視鏡で止血できます。(ごく稀に輸血が必要な場合も生じます。) 穿孔の場合は開腹手術で穴をふさぐことが必要です。
合併症を未然に防ぐためには治療後の管理を十分に行います。そのために、症状によって1~3日程度の入院をもって管理を行う場合があります。
※取材協力の寺田病院における出血合併症発生率は約0.5%
大腸検査費用の目安
取材協力:寺田病院 胃・大腸肛門病センター2015年
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まとめ
いかがでしたでしょうか? 内視鏡検査がどのようなものなのか、ご理解いただけましたか? 胃カメラも大腸カメラも、時代とともにカメラの性能が向上し、検査を行う医師の技術も格段に向上しています。一昔前までは辛い検査でしたが、今ではいろいろな方法で、とても楽にできるようになっています。
治癒率が非常に高いがんの早期発見につながる、定期的な内視鏡検査。お勧めです。