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陰嚢水腫・精索水腫

 2016/06/17 治療 病名 症状
この記事は約 2 分で読めます。
陰嚢水腫・精索水腫

どんな病気?

精巣、精巣の血管および精管を被っている鞘膜という袋に液体が貯留した状態です。陰嚢部の鞘膜に貯留した場合が陰嚢水腫で、それより頭側の精索部に貯留した場合が精索水腫です。

体の症状は?

それぞれ陰嚢、陰嚢上部やソケイ部が腫れてくるのでソケイヘルニアとまぎらわしい病気です。

立位時に水腫が増大したり、夕方に大きくなるといった日内変動を認めます。水腫内の液体は移動しにくく、陰嚢を手を用いて圧迫しても、すぐには小さくなりません。

検査

確定診断を行うには、問診の他、腫大部に光を当てて観察する透過性検査、超音波検査を行います。透光性検査は、消化管のガスでも陽性となるためあまり有用ではなく、超音波を用いて陰嚢内の観察を行うことが多いです。

治療・処置

成長とともに自然消滅することがありますので経過観察が必要です。自然消失率は、低年齢であればあるほど消失しやすいと報告されています。触診や超音波検査で、あきらかなソケイヘルニアが見られれば、年齢も考慮に入れて家族と相談のうえ手術が考慮されます。専門医の受診を受け相談しましょう。

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