1. TOP
  2. 治療
  3. 肝炎

肝炎

 2016/06/18 治療 病名 症状
この記事は約 2 分で読めます。
肝炎

【どんな病気?】

肝炎は、肝臓に炎症が起きたものです。

肝炎の原因別に、ウイルス性肝炎アルコール性肝炎薬剤性肝炎そのほか(アレルギー、中毒など)があります。肝炎の約80%がウイルス性肝炎です。ウイルス性肝炎には、A型、B型、C型、E型があります。A型とE型は経口感染にて感染を起こすのに対し、B型は、輸血や針刺しなどの血液感染、母児感染、性行為などにより、C型は血液感染により感染を起こします。

その他、肝炎の経過別に、突然に発症する急性肝炎、6か月以上の慢性に経過する慢性肝炎、症状の激しい劇症肝炎に分けられます。急性肝炎の約半数はA型肝炎ウイルスによる肝炎によるもの、慢性肝炎の約70%はC型肝炎ウイルスによるものだという特徴があります。

【体の症状は?】

肝臓が、腫れて熱を持つので右上腹部の鈍痛、圧痛を認めます。その他、食欲不振、全身倦怠感、悪心、嘔吐、黄疸、褐色尿などを認めます。

【検査】

血液検査

肝逸脱酵素の上昇、ビリルビンの上昇を認めます。

腹部超音波検査

肝臓の内部が不均一になる。肝障害が強いと肝臓の腫大や萎縮、腹水を認めます。

肝炎

【治療・処置】

肝炎を引き起こした原因と、経過により治療方法は異なります。

急性肝炎

自然治癒傾向が強いので、安静臥床、栄養補給などの保存的治療を中心に行います。

慢性肝炎

自然治癒は望めないため、慢性活動性肝炎から肝硬変、肝細胞がんへ進むのをおさえる治療を行います。

\ SNSでシェアしよう! /

専門医が教える体の情報サイトdscopeの注目記事を受け取ろう

肝炎

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

専門医が教える体の情報サイトdscopeの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

ナオル

ナオル

こんにちは。日本を健康にすべく健康惑星からやってきたナオルです。

僕、こう見えて医者なんです。人間の体って面白い。特に、地球上生物の栄養摂取と排泄の仕組みは興味深い(僕たちは食べませんから)。そんなわけで、専門分野は消化器、肛門疾患です。今日も日本中から集めた論文や臨床に基づいた確かな情報をお届けします。

この人が書いた記事  記事一覧

  • 新型コロナウイルス感染症

  • 突発性食道破裂(とっぱつせいしょくどうはれつ)

  • 肛門がん

  • 側頭動脈炎(そくとうどうみゃくえん)