胃酸過多(いさんかた)

【どんな病気?】
胃酸過多とは、胃から分泌される胃酸(塩酸)が必要以上に分泌される状態のことです。これにより、胃もたれなどの症状が出現します。
原因は、ストレスによる自律神経の亢進、喫煙、早食いなど生活に関わることが多いです。胃・十二指腸潰瘍、胃・食道がん、逆流性食道炎、高ガストリン血症などの病気があると胃酸過多となる場合もあります。
【体の症状は?】
胃酸過多の症状には上腹部痛、胃もたれ、食欲不振、胸やけ、嘔気、嘔吐、吃逆(げっぷ)などがあります。その他、口臭がひどくなることもあります。
【検査】
上部内視鏡検査(胃カメラ)
病気があることが原因で胃酸過多となる場合には、上部内視鏡検査にて、胃・十二指腸潰瘍、胃・食道がん、逆流性食道炎などが認められます。
【治療・処置】
原因となる病気があった場合には、その治療が第一となります。
ストレスなど生活習慣から引き起こされていることが疑われたときは生活習慣の改善を目指します。そのほか、胃酸の分泌を抑制する胃酸分泌抑制薬を使用します。