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肺塞栓(はいそくせん)

 2016/11/07 治療 病名 症状
この記事は約 2 分で読めます。
肺塞栓

【どんな病気?】

肺塞栓とは、長期臥床や手術後に初めて歩行した時、また長時間のフライトの後などに突然に呼吸困難を起こす病気です。

肺塞栓の原因は、静脈の中にできた血栓、空気、腫瘍などが、肺の動脈を閉塞してしまうことです。肺の動脈(肺動脈)を閉塞して肺への血流が悪くなりますので、低酸素血症になってしまいます。

【体の症状は?】

突然に激しく痛む胸部痛と呼吸困難、頻呼吸が主な症状です。重症例では、ショック、失神、突然死になることもあります。

 

【検査】

胸部CT検査

肺へ行く動脈(肺動脈)内に、血栓を疑わせる陰影が見られます。

肺塞栓

肺塞栓

肺塞栓

【治療・処置】

まずは、全身状態を安定させることが重要です。呼吸状態、血圧を安定させるために、酸素投与や輸液、投薬を行います。

できてしまった血栓に対しては、それを溶かす血栓溶解療法の他、抗凝固療法(ヘパリン)、カテーテルによる塞栓除去術などを行います。

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肺塞栓

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ナオル

ナオル

こんにちは。日本を健康にすべく健康惑星からやってきたナオルです。

僕、こう見えて医者なんです。人間の体って面白い。特に、地球上生物の栄養摂取と排泄の仕組みは興味深い(僕たちは食べませんから)。そんなわけで、専門分野は消化器、肛門疾患です。今日も日本中から集めた論文や臨床に基づいた確かな情報をお届けします。

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