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慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)

 2017/05/04 治療 病名 症状
この記事は約 2 分で読めます。
慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)

【どんな病気?】 

慢性硬膜下血腫とは、外傷などで、脳を包んでいる硬膜と脳の間が出血して血がたまって血腫になったものです。 中高齢者に多い特徴があります。

【体の症状は?】 

一般的に、頭部外傷の直後は無症状か症状は軽度です。外傷後、数カ月かけて血腫がつくられて、頭蓋骨の内側の圧が高まると頭全体の頭痛や吐き気、嘔吐が現れます。その他、半身の麻痺、言語障害、認知症がみられることもあります。放置すると、血腫が増大して意識障害、昏睡、呼吸障害などから命の危険が出てくることもあります。

【検査】

頭部CT検査:

硬膜下にできた三日月型の血腫がCTで白く映ります。

【治療・処置】

血腫が小さい場合は、自然吸収を期待して経過観察します。血腫が大きかったり、症状が強い場合は、血腫を取り除く手術を行います。局所麻酔下に穿頭血腫除去術、穿頭血腫ドレナージ術が行われます。

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ナオル

ナオル

こんにちは。日本を健康にすべく健康惑星からやってきたナオルです。

僕、こう見えて医者なんです。人間の体って面白い。特に、地球上生物の栄養摂取と排泄の仕組みは興味深い(僕たちは食べませんから)。そんなわけで、専門分野は消化器、肛門疾患です。今日も日本中から集めた論文や臨床に基づいた確かな情報をお届けします。

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