脳炎(のうえん)

【どんな病気?】
脳炎は、ウイルスや細菌などが原因で脳に感染が起こるものです。ヘルペスウイルス、日本脳炎ウイルス、麻疹ウイルス、インフルエンザウイルスなどで引き起こされます。中耳炎や副鼻腔炎が脳まで影響して引き起こされることもあります。
【体の症状は?】
発熱、頭痛、嘔吐、けいれん、意識障害などが見られます。
【検査】
脳炎の診断は、血液検査、髄液検査、画像検査などを行い総合的に判断されます。
【治療・処置】
薬剤療法:感染を起こした原因により、抗菌薬や抗ウイルス薬、抗結核薬などの薬剤が使われます。炎症により脳に浮腫が引き起こされている場合には脳浮腫を軽減させる薬剤を使用することもあります。