細菌性腸炎(さいきんせいちょうえん)

【どんな病気?】
細菌により腸が炎症状態になっている状態です。細菌性赤痢、サルモネラ腸炎、カンピロバクター腸炎、コレラ、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌感染症などがあります。
【体の症状は?】
下痢、腹痛(しぶり腹)、発熱等がみられます。原因の細菌によっては、血便や米のとぎ汁様下痢を認めます。細菌感染から腸炎発症までの時間は、その細菌によって違います。
【例】代表的な細菌による感染から腸炎発病までの時間
ブドウ球菌:
1~6時間
腸炎ビブリオ:
12~17時間
サルモネラ菌:
8~24時間
連鎖球菌:
5~10時間
【検査】
便の培養検査で確定診断を行います。
【治療・処置】
抗生剤投与と水分、電解質(ナトリウム、カリウム、マグネシウム、クロールなど)の輸液療法があげられます。