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高血圧(こうけつあつ)

 2017/05/25 治療 病名 症状
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高血圧(こうけつあつ)

【どんな病気?】

心臓が全身に血液を送り出す時、血液が動脈の壁に与えている圧力を血圧と呼びます。圧力には2種類あります。ひとつは、心臓が収縮したときの血圧を指し、これを「収縮期血圧」と呼びます。最大血圧、最高血圧、上の血圧などとも呼ばれます。もうひとつは、心臓が次に送り出す血液をためている時期の血圧で、「拡張期血圧」と呼びます。最小血圧、最低血圧、下の血圧などとも呼ばれます。血圧の標準値を決めているのは世界保健機構(WHO)です。収縮期血圧140mmHg未満、拡張期血圧90mmHgを正常血圧と定義しています。高血圧とはこの数値より高い値のことを指します。しかし、1997年11月に改訂されました米国合同委員会の第6字報告(JNCーⅥ)では、正常血圧を収縮期血圧<130かつ拡張期血圧<85と定義するなど基準を厳しくする傾向にあります。

【WHO/ISHの診断基準(1993年改訂)】

高血圧(こうけつあつ)

※軽症高血圧:拡張期血圧90-104mmHg、心臓や他の標的臓器に異常を認めない場合

【体の症状は?】

自覚症状はほぼありません。高血圧を放置することで、合併症が起こります。実は高血圧ははじめから色々な合併症を引き起こすわけでありません。長い間、血圧が高いまま放置されると、血液の押す圧力により血管の壁が厚く・固くなってしまい弾力性が失われてしまうということが起こります。そのために、血管はもろくなり、血管がやぶれたり、傷つきやすくなります。さらに、傷ついたところから血管の壁にコレステロールが沈着して血管の内腔がせまくなります(動脈硬化)。最終的には血管がつまり種々の疾患が引き起こされることになります。合併症としては、脳こうそく、心筋梗塞(狭心症)、閉鎖性動脈閉塞症、脳出血、胸部動脈瘤破裂、腎硬化症、高血圧性脳症、心臓肥大などがあります。

【検査】

血圧計で測定します。安静にして、静かな場所で、正しい姿勢で、毎日同じ時間に、同じ場所で測定することが重要です。

【治療・処置】

高血圧の原因について、腎臓病・内分泌疾患・血管系疾患など原因となる疾患のはっきりしている二次性高血圧もありますが、ほとんどの場合ははっきりした原因を特定出来ない本態性高血圧です。本態性高血圧は遺伝的素因と生活習慣が複雑に絡み合って発症すると考えられていますが、まだ詳しい事はわかっていません。高血圧は、生活習慣により起こる部分があります。血圧に関連する生活習慣は、以下のようなものがあげられます。

塩分:

塩分を取りすぎると血液中の水分が増加し、循環血液量が多く成るため血圧が上がります。   

肥満:

心臓は肥満のからだの隅ずみまで血液を供給するためにポンプの力を強めねばなりません。   

運動不足:

運動不足により肥満になります。血管の中も不純物が蓄積し動脈硬化(血管が硬くなる)の原因となります。   

ストレス:

睡眠不足・精神的な緊張は交感神経を刺激して血圧を上げます。   

不眠:

睡眠不足・精神的な緊張は交感神経を刺激して血圧を上げます。   

お酒:

長期のアルコール摂取

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ナオル

ナオル

こんにちは。日本を健康にすべく健康惑星からやってきたナオルです。


僕、こう見えて医者なんです。人間の体って面白い。特に、地球上生物の栄養摂取と排泄の仕組みは興味深い(僕たちは食べませんから)。そんなわけで、専門分野は消化器、肛門疾患です。今日も日本中から集めた論文や臨床に基づいた確かな情報をお届けします。


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