S状結腸軸捻転症

【どんな病気?】
S状結腸は腸間膜という腸を覆っている膜が長く可動性に富むため、腸間膜がよじれS状結腸の血行不全が起き複雑性(絞扼性)イレウスを来たした状態です。常習性の便秘の人、高齢者やS状結腸過長症の人に起きます。
【体の症状は?】
複雑性(絞扼性)イレウスに準じます。突然の腹痛、腹部膨満として発症します。
【検査】
腹部レントゲンを撮影します。拡張したS状結腸を見て診断がつきます。
【治療・処置】
大腸内視鏡挿入にてねじれを取り、ガスを出せば改善することがあります。
改善しない場合や腸管壊死が考えられるといった症状が重篤な場合、緊急開腹手術が必要です。